Jang Jin 監督

〜優しさと愛情いっぱいの皮肉映画〜

ロッテルダム国際映画祭の「シグナルズ」は人気監督をクローズアップする企画。今年はアジアから社会風刺の貢献度が高い、韓国のチャン•ジン監督の映画11本が上映された。時には過激派から追われながらも自分の信じる映画を撮り続け、多様なジャンルの脚本家としても有名な監督の最新作『ハイヒールの男』は、今年各国際映画祭で多くの監督たちが鑑賞した。チャン•ジン監督は挨拶で「良い俳優とスタッフに恵まれているので、作品が悪ければみな僕のせいだ」と語った。映画評論家のトニー•レインズ氏が、「この映画祭の後、君たちはチャン•ジンという名前を知る。そして誰もが『なぜもっと早く見つけなかったのだろう』と後悔する」と予告した通り、彼の映画をひたすら追う映画ファンが続出した。最終日、監督はそんなファンに感謝を込めてもう一本無料上映し、DVDをサイン入りで配っていた。

MovieGa 素敵な映画人

日本の監督を中心に海外の地元新聞に掲載された記事を集めています。 www.maplepress.ca